第4回「走るロマンを求めて」

第4回「走るロマンを求めて」
山西哲郎氏(市民ランナー指導者・群馬大学助教授)

人間には自然の子(小さい頃にある心で、夢がある)と世間の子(夢破れ、あきらめ、退廃的になってくる)があり、この二つの葛藤の中で生きている。走るというのは単調だが、そこには自然の子が生きている。

人間は自然の中にいると前向きになる。走ることはあまりに競争させられてきた。速い人は好きに なり、遅い人は嫌いになる。結果ではなく、過程を大切にして楽しくやってしまう「楽走」と自然の中で自然と一体になって走る「自然走」をすすめたい。旅= 他燎(たび)とは他の土地で食事を囲んで話ができること-人との出会いである。

「初心者であっても自分なりに楽しんでいる人が名人」と楽走や自然走に共通なロマンを感じ励まされた。

(第4回・1982年10回・山中湖)


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