第1回「明るい剣道をめざして」

第1回「明るい剣道をめざして」
奥川金十郎氏(範士八段・全国剣道協議会会長)

氏は戦前から警視庁で剣道を修行し天覧試合にまで出場した剣道家である。幼少から闘鶏を育てることが趣味で情熱を傾けたことでも知られている。戦後は三重県の熊野市に戻り、母子寮を運営するかたわら剣道の指導をしてこられた。

毎年京都大会ではその凛とした剣風を披露されていた。氏の剣道修行のエピソードを 交えたとつとつと明るい語り口に、これまで歩んでこられた道のりに思いを馳せ、剣道を志す者にとってズシリと腹に響くものを感じた。また「幸せに生きるた めに、剣道を通して、生活を広げ、豊かにし、明るい社会を築こう」と訴えられた。

(第1回全国剣道学校・1979年7月・大阪)


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