第2回「民族文化とは何か」

第2回「民族文化とは何か」
進藤貴美子氏(舞踏研究家・都立北多摩高校)

進藤氏は、日本の民族舞踏は、「日常の労働の動きが、 舞踏的に形象化されてきたもの」であるとし、「農耕民族としての膝下空間の支配力」と剣道の身体運動との共通点について語った。何かをやる場合に、「やっ て楽しいと思わないと意味を見いだせない」そして、「日本の優れた舞踏文化遺産に触れることは、あらためて外国の特徴、あるいは独自性を捉え直してみるよ うになる。そうすると自国のものも、また逆に捉え直しができる」「剣道は武道か、スポーツか、そんなことで目くじらを立てる必要はなく、スポーツも直輸入 した形で、そのまま再現することはありえず、日本的な形で受け止め、発展させている」という話も印象的であった。

講演の後で、進藤氏の指導で皆で楽しく踊った。剣道の経験が長い人ほど腰の動きが悪く、ぎこちない踊りになった。

(第2回・1980年5月・山中湖)


過去の記事