『のびのび剣道学校関東地区稽古会(2003/02/09)』ご報告

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のびのび剣道学校から早5ヶ月。

寒さに負けず、関東地区の稽古会が開かれました。 参加人数は、26名。関東地区のみならず、四国は香川・大阪は泉南よりと、遠くからも参加 されました。 今回は、四・五段の審査や西東京の講習会などの行事と重なり、参加人数も危ぶまれましたが、 こんなに大勢集まり、実のある稽古ができました。風邪気味の伊藤さん、講習会をキャンセル してくれた加藤さん、その他大勢のみなさま。本当にお疲れ様でした! 次回もぜひ集まりましょうね!! 稽古内容は、下記の通りです。

◎第一道場(稽古会)

◆自己紹介の後、伊藤さんの日本剣道形教室 日本剣道形稽古のために(伊藤勝夫さんプリントより)

  1. 打太刀、仕太刀の関係を理解し、呼吸を合わせ、互いに協力し(引き立てる)終始充実した気勢で、一撃の美を創造し、感動を共有しよう
  2. 「五法の構え」①中段の構え②左上段・右上段 ③八相の構え ④脇構え ⑤下段の構え 正しく構えをとる
  3. 前進、後退、打ったとき、後ろ足の引き付けを必ず行う
  4. 間と間合いを大事に、打太刀は間合いに接したとき、機を捉えて打突部位を正しく打突し、仕太刀は勝機を逃すことなく打突部位を正確に打突すること
  5. お互いに注目して(目を見て)目が離れるのは、10本中7本目で打太刀が一瞬だけ
  6. 打太刀は何処を何処まで打つのかしっかりと理解すること

一本目 仕太刀の柄もろとも打ち下ろす気構えで(へそまで)打ったあと剣先は下段よりやや低くなる面を抜かれるので上体はやや前傾 二本目 大きく振りかぶって真っ直ぐに小手を打ち剣先は小手の下の位置 三本目 刃先を少し右に向けて鳩尾を突く(仕太刀の刀を押さえるようにして鍔をねらって) 四本目 八相の構えから左上段に変化して相打ちとなり(諸手を十分に延ばす)中段になってから (間合いの調整、一足一刀まで戻らない)刃先を少し右に向けて仕太刀の右肺を突くか、突いたはなを巻かれるので、刃先は真横を向きはやや前下がり、上体はやや前傾きになり、顔ごと注目する 五本目 左上段から仕太刀のあごまで切るつもりで打つ、打った後はすりあげられて死に太刀となり、剣先は構えを解いた位置まで落ちる 六本目 中段から仕太刀が中心を攻めるようにして剣先を上げてくるのを押さえようとして刃先を下げる、押さえ切れずに右足を引いて左上段となりさらに右足を引いて中段になり機をみて小さく小手を打つ 七本目 刃先を少し右に向けて、仕太刀の胸部を突く、その後に左足、右足と出て捨て身で仕太刀の正面に打ち込む(体はやや大きく前傾する、目付けは一瞬離れるが、打ち終わって直ちに仕太刀に向ける 小太刀一本目 仕太刀の正面に打ち下ろす(小太刀に当てようとしない) 小太刀二本目 下段で、間合いに接したとき、中心を攻めるようにして剣先を上げ始めるが、仕太刀に押さえられているので上げられず、右足を引いて脇構えに取り、左上段に変化して右足を踏み出すと同時に仕太刀の正面に打ち込む 小太刀三本目 右足、左足と進み、次の右足を踏み出すと同時に、中段から右上段に振りかぶって、仕太刀の正面に打ち込む、すり下ろされた位置から左足を踏み出して、仕太刀の右胴を打つ

のび剣的、稽古法(加藤明さんによる指導)

◎素振りのバリエーション(上肢と下肢の連動をスムーズにするための)

  • 2歩前進・2歩後退の正面(左右面)打ち(振り)※左(右)足(継ぎ足)に体重を乗せて、次の打ち(振り)ができるようにする。
  • 右へ2歩動き、左・右胴を打ち、左へ2歩動き、左・右胴を打つ。※右へ動いても左へ動いても、左・右胴が打てるようにする。(左足が軸足になっても、右足が軸足になっても、胴うちがスムーズに出来るようにする事がねらい)
  • 右へ2歩動きながら、左面を2回打つ。左へ2歩動きながら右面を2回打つ。想定として、右へさばいてかえし面・すりあげ面。左へさばいてかえし面・すりあげ面を打つ。

◎間づめで相手を引き出して応じる練習

  1. 中結いと中結いが交差する間合いまで一歩で間をつめ、相手の面打ちを誘い、 かえし胴(すり上げ面)を打つ。
  2. 出鼻面が得意な相手を想定して、一歩の間づめを①の時より小さめにして(左足はひきつけを早くして)面うちを誘い、かえし胴を打つ。
  3. 右足だけを前に出し(左足は動かさないで)間をつめ面を誘い、出鼻面を打つ。

◆交流稽古の後、円陣組んでお疲れ様!

◎第二道場(懇親会)

西武新宿線「下落合」駅近くのお風呂屋さんで汗を流し、2階の宴会場で恒例の懇親会を行いました。 お酒もたっぷり入り、剣道の話(?)に花が咲きました。 みんなで楽しく、ハイポーズ! 切れる前の山田氏 切れ始めた山田氏 またやってしまったようです・・・ そして、また飲んでしまった 大蔵でした。